2021年が早くも1カ月経ちました。そこで今回は2021年に見るべき選手を紹介していきたいと思います。今回はその第2弾としてプレミアリーグから5選手紹介していきます。5人の選手の選出については筆者の独断と偏見ですのでご了承ください。

ジェームズ・ウォード=プラウズ(James WARD-PROWSE)

生年月日:1994年11月1日

国籍:イングランド

所属:サウサンプトン

背番号:8

ポジション:MF

今季成績:(リーグ)22試合5ゴール5アシスト
     (FAカップ)3試合1ゴール0アシスト
     (カラバオカップ)1試合0ゴール0アシスト

ウォード=プラウズはサウサンプトンの下部組織からの生え抜きでチーム最古参の頼れるキャプテンです。

ウォード=プラウズの代名詞といえばやはりプレースキックです。今シーズンもすでにフリーキックで4得点しています。フリーキックだけではなくコーナーキックからも得点機会を演出しています。さらに豊富な運動量に加えて、中盤でのハードワークも厭わないチームにとって不可欠な存在です。プレースキックだけではなく攻撃時のキック精度も高いので万能的な選手であると言えます。

そんな彼はまだ26歳でこれから先ステップアップを考えるかもしれません。しかし、個人的にはワンクラブマンとしてサウサンプトンでプレーを続けてほしいと思います。

彼は前半戦のセインツの好調の立役者の1人であり、今シーズンになり、さらに円熟味を増した感じがするので選出しました。

ドミニク・カルバート=ルーウィン(Dominic CALVERT-LEWIN)

生年月日:1997年3月16日

国籍:イングランド

所属:エバートン

背番号:9

ポジション:FW

今季成績:(リーグ)20試合13ゴール2アシスト
     (FAカップ)2試合2ゴール2アシスト
     (カラバオカップ)3試合3ゴール0アシスト

カルバート=ルーウィンはエバートンで5年目のシーズンを迎え、ついにストライカーとして殻を破った感じのある選手です。

彼の特徴は何と言っても打点の高いヘディングです。ボックス内で力を発揮する典型的な9番タイプです。センタリングから合わせるのはもちろんのこと、味方のディフェンダーがラフに蹴ったボールでも競り合いで簡単に相手ボールにはしません。ディフェンダーからするととても厄介なフォワードだと思います。また、前線からのチェイシングも欠かさないので、今シーズンは成績以上にチームに必要な存在だと感じます。

彼はまだ23歳で今シーズンの後半戦次第ではイングランド代表のケインの牙城を崩す可能性も感じられるうえ、ビッグクラブへのステップアップもあり得る選手になるでしょう。

開幕当初に比べると得点のペースは落ちていますが、後半戦の爆発次第では得点王も狙え、個人的に好きな選手なので選出しました。

ソン・フンミン(Heung-Min SON)

生年月日:1992年7月8日

国籍:韓国

所属:トッテナム

背番号:7

ポジション:FW

今季成績:(リーグ)23試合13ゴール6アシスト
     (FAカップ)2試合0ゴール3アシスト
     (カラバオカップ)2試合1ゴール0アシスト
     (EL)5試合2ゴール1アシスト

ソン・フンミンは言わずと知れたアジアNO.1の選手です。

ソン・フンミンの持ち味はシュートであると私は考えます。彼は利き足の右足ではもちろんのこと、逆足の左足でも右足と遜色ないキックを蹴ることができ精度も高いです。また、カウンターの時には自陣から前線までスプリントをできる走力も持ち合わせており、モウリーニョ監督の戦術とも相性がいいです。

彼の今の市場価値は9000万ユーロであり、もし獲得するとなったらより多くの移籍金が必要となるでしょう。しかし、特に移籍のうわさも出ていないので少なくとも数シーズンはトッテナムでプレーするでしょう。

今シーズンはエースのケインとのコンビが破壊力抜群で2人で得点を量産しています。後半戦も2人の活躍次第ではCL圏には入ることができると思い、彼の活躍がトッテナムの成績を左右すると考え選出しました。

フェラン・トーレス(FERRAN Torres)

生年月日:2000年2月29日

国籍:スペイン

所属:マンチェスター・シティ

背番号:21

ポジション:FW

今季成績:(リーグ)14試合2ゴール2アシスト
     (FAカップ)2試合1ゴール0アシスト
     (カラバオカップ)3試合1ゴール1アシスト
     (CL)5試合4ゴール0アシスト

フェラン・トーレスは今シーズンからマンチェスター・シティに加入した若手の攻撃的なプレーヤーです。

彼は右サイドを主戦場としているウィンガーです。また彼はスピードに乗ったドリブルが魅力的な選手であり、対峙した選手を千切る場面も多々あります。パスやフィニッシュなど改善点はあるもののマンチェスター・シティでもスタメンになる可能性は十分に考えられます。

彼はスペイン代表にも召集されており、2020年の11月にドイツ代表に6-0で勝利した試合ではハットトリックを記録するなどクラブでも代表でも将来が非常に楽しみな選手です。

今シーズンはマンチェスター・シティの厚い層のせいもあってか出場機会は限られていますが、フェラン・トーレスがワールドクラスの選手になる日もそう遠くないと思い選出しました。

ブルーノ・フェルナンデス(BRUNO FERNANDES)

生年月日:1994年9月8日

国籍:ポルトガル

所属:マンチェスター・ユナイテッド

背番号:18

ポジション:MF

今季成績:(リーグ)23試合13ゴール10アシスト
     (FAカップ)2試合1ゴール0アシスト
     (カラバオカップ)3試合0ゴール1アシスト
     (CL)6試合4ゴール1アシスト

ブルーノ・フェルナンデスは今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドを象徴とする選手です。

彼の魅力は得点力の高さだと思います。また自身が得点するだけではなく、チャンスを創出する力も突出しています。トップ下で出場することの多い選手ですが、今シーズンはここまでチームのトップスコアラーであり、最も多くのアシストを記録しています。彼はピッチの様々なところに顔を出しボールを引き出します。そしてラストパスを送ったり、一度預けてゴール前に入っていったり、あるいは自分で仕掛けたりと攻撃の選択肢が非常に多いのでこのような数字を記録しています。

これから数シーズンはマンチェスター・ユナイテッドの「王様」としてチームを引っ張るでしょう。またポルトガル代表でもブルーノ・フェルナンデスが新進気鋭のせんしゅたちを生かすことができればポルトガル代表もとても面白いチームになると思います。

今シーズンの彼はバルセロナでのメッシのようにプレーがチームの結果に直結する選手だと思います。そのような彼が今後どのようにマンチェスター・ユナイテッドを引っ張ていくのかというところで選出しました。

終わりに

今シーズンのプレミアリーグは混戦で前半戦を終えましたが後半戦に入って、マンチェスター・シティが独走態勢に入りつつあります。しかし、レスターやウェストハム、エバートンなどのBIG6以外のチームの好調もあり、CL圏争いなども熾烈になっており後半戦も目が離せない試合が続きそうです。